きまぐれメモブログ

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新月とツクツクボウシ

今日は新月です。新たな段階への“始まり”の時です。
 
夜はすっかり秋の虫たちの声でにぎわっていますね。夕方には、ツクツクボウシが鳴いていました。ツクツクボウシが鳴くと秋が来たなぁと実感しますね。
 
神話を読んでいたら、面白いセミの逸話がありましたので、ご紹介。
 
ギリシャの神々は不老不死なのですが、時々神でも女神でも自分の目にかなった人間の美しい美少女や美少年がいたら、ゼウス神に願い出て、愛する恋人を人間から神にできることがあったようです。
 
あるとき、曙の女神が美貌のトロイア王子を愛し、彼に永遠の生命を授けたいと願ったのです。そこで、女神は彼を必定の死から解放してほしいとゼウス神に願い出ました。すると、その願いは聞き入れられたのは良かったのですが、、、
 
女神はうかつにも、死から解放し、“不死”にはなったのですが、“不老”対策を失念してしまったのです。哀れそのトロイア王子は不死にはなった、でも時の流れには逆らえず、美形の王子といえども、さすがに年を取っていくとその魅力も色褪せていく。。。(悲)
 
やがて女神もこの恋人を遠ざけるようになり、彼を館の一室に閉じ込めてしまうのです。そしてトロイアの王子は声だけの存在となり、最後にはセミと化したという・・・
 
何とも哀れな結末です。不老と不死はワンセットみたいですね。(とくにどちらも魅力は感じませんが…)お話としては、こんな話し聞いたことがなかったので、面白かったです。
 
セミって、何年も幼虫として土の中で暮らし、最後の7日間くらいでその思いを晴らすかのように鳴いて、夏には本当に欠かせない存在です。
 
良く見ると、どことなく、威厳というか、知性というか、年期を感じさせる風貌、でも意外とかなり乾燥しているし。。。この辺りで、“不老”が出ちゃっているのかもしれないけれど、
 
そのセミの鳴き声で夏の移り変わりを教えてくれる重要な役割を持っていらっしゃる。
 
この夏、この話をどこか心に留めながらセミの鳴き声を鑑賞していました。